グローバルヘルスやジェンダー問題、人権問題や食料不安。世界にも、日本にも、これらの課題を解決すべく活動している人がいます。NGOをはじめとする「現場で働く人」をゲストに迎えるポッドキャスト「地球で働く!」。第21回では、アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)所長の三輪敦子さんとともに、ジェンダーを取り巻く問題についてお話を伺いました。ポッドキャスト本編はApple PodcastSpotifyで配信しています。

アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)所長の三輪敦子さん=東京都中央区、編集部撮影

これってジェンダーの問題なの?

一般財団法人「アジア・太平洋人権情報センター」(ヒューライツ大阪)は、国際的な人権情報を集め、それをもとに大阪における国際交流や大阪府民の国際的な人権感覚を育む組織。

三輪敦子さんはヒューライツ大阪の所長を務めるほか、一般社団法人「SDGs市民社会ネットワーク」共同代表理事や、NPO法人「国連ウィメン日本協会」副理事長を務め、関西学院大学SGU招聘(しょうへい)客員教授としてもジェンダーや開発、人道支援などの実施支援や調査・研究に携わってきた方です。三輪さんには昨年、広島で開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて実施された「エンゲージメント・グループ」の会合について、こちらの記事でも解説していただいています。

今回の収録は、ジェンダー問題のいまを知り尽くした三輪さんに対して、大学生の高倉舞さんが身近で感じた疑問に答えるかたちで進みました。

収録に参加した大学生の高倉舞さん=東京都中央区、編集部撮影

高校生までは、男らしさや女らしさを特に意識せずに過ごしてきたという高倉さん。大学に入学し、ジェンダーなどの社会問題に関心を持つ人が多いことに驚いたと言います。そして、それをきっかけに、今まで当たり前だと思っていたことに疑問を持つようになったとも語ります。

前編で話題になったのは「デート代を男性が支払うのは、ジェンダーニュートラルに反するのかどうか」。あるいは「女性の一人旅を許さない親にどう反論できるか」といった身近な、しかし議論を呼ぶものばかり。ジェンダー論を考える第一歩として、ぜひ本編を聴いて、考えて、感じたことや思ったことを私たちにシェアしてください!(続きはポッドキャスト本編で。Apple Podcast / Spotify ご感想は #地球で働く をつけてSNSで教えてください)

三輪敦子さん

一般財団法人「アジア・太平洋人権情報センター」(ヒューライツ大阪)所長。日本赤十字社外事部(現国際部)、国連女性開発基金(現国連ウィメン)アジア太平洋地域バンコク事務所、公益財団法人「世界人権問題研究センター」などで、ジェンダー・開発・人道支援・人権分野の様々なプログラムの実施支援や調査・研究に携わってきた。2017年から、ヒューライツ大阪所長。一般社団法人「SDGs市民社会ネットワーク」共同代表理事。NPO法人「国連ウィメン日本協会」副理事長。関西学院大学SGU招聘客員教授。