グローバルヘルスやジェンダー問題、人権問題や食料不安。世界にも、日本にも、これらの課題を解決すべく活動している人がいます。NGOをはじめとする「現場で働く人」をゲストに迎えるポッドキャスト「地球で働く!」。第23回では、マザーハウスの代表取締役副社長にお話を伺いました。ポッドキャスト本編はApple PodcastSpotifyで配信しています。

途上国はエネルギーにあふれている魅力的な社会

今回と次回は、マザーハウスの代表取締役副社長の山崎大祐さんをゲストにお迎えします。

マザーハウスは、低中所得国の素材や職人の技術、文化などを生かしたモノづくりを行う、日本発のファッションブランドです。山崎さんは、山口絵理子さん(代表取締役社長兼チーフデザイナー)とともに、2006年にマザーハウスを創業しました。

貧困や失業といった社会課題の解決と経済貢献の両立を目指すソーシャルビジネスの草分け的な存在です。現在、バングラデシュ、ネパール、インドネシアなど東南・南アジアの6カ国に工場を持ち、バッグやレザーグッズ、ジュエリーなどの製品を製造・販売しています。

聞き手は、大学院生で、日本の若者の声を集約し、政策提言をするNPO「持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム」共同代表の森井悠里香さんです。

森井悠里香さん(右)とwith Planetの藤谷健シニアエディター=東京都中央区、編集部撮影

前編では、マザーハウスのマネジメントを担う山崎さんが、山口さんとの出会いからマザーハウスの創業、そして二人三脚で走りながら、会社を成長させていく道のりを語ってくれています。決して順風満帆とは言えない歩みでしたが、揺らがずに進んで来られたのは、根っこの部分の「理念が共有されていたことだ」と明かします。

山崎さんは、途上国を、支援する先としてではなく、エネルギーにあふれている魅力的な社会で、とても大きな可能性がある場所、と見ています。そして、その価値を世界に広げるため、欧米進出を次なる挑戦として掲げ、「世界に通用するブランド」を目指す心意気を話してくれました。

ぜひ本編を聴いて、考えて、感じたことや思ったことを私たちにシェアしてください!(続きはポッドキャスト本編で。Apple Podcast / Spotify ご感想は #地球で働く をつけてSNSで教えてください)

山崎大祐さん

株式会社マザーハウス代表取締役副社長。慶応義塾大学総合政策学部卒業後、ゴールドマンサックス証券にエコノミストとして入社。2006年、山口絵理子さん(現マザーハウス代表取締役社長)とともに、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念とするマザーハウスを立ち上げ、2007年から取締役副社長として、本格的に経営に参画。途上国を中心に海外を飛び回り、マーケティング・生産両サイドに携わっている。